ハンナの独り言2042

BF2042ジェット機解説

BF2042 戦闘機・ジェット機解説大全

BFVの航空機解説記事の好評により、2042航空機の解説記事も作らせていただいた。

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BFVの記事はこちら

s0wh4t.hatenablog.com

 

この記事は初心者を中心に「BF2042の航空機(主にジェット機)でどうすれば活躍できるだろうか?」という疑問の手助けになるかもしれないものだ。ある程度のセオリーや理論を把握している自称エースパイロットの方は読む必要はないと思う。※新パッチや新航空機の更新のたびに随時更新する予定。

 

BFVと違いBF2042は戦闘機(ジェット機)の機種が少ないため、前回のような機体ごとの解説記事は書かないつもりだが、ポータルに実装されている過去作再現の機体に関しては「ポータル」という括りで作成しようと思っている。がポータルに全く人がいないので作らないかもしれない

 

筆者のハノイハンナはBFシリーズで航空機と騎兵に乗ってきた偏ったプレイヤーだが、航空機に乗り始めたきっかけが「敵の航空機許せない!わたしが落としてやる!」というものなので対空戦車にも乗る。パイロット側と地上兵側双方の心情を理解できてるつもりなので、なるべくフェアな解説や評価を心掛けている。

BFVの解説記事同様に上記の理由で対空関連に関しても地上目線で別の記事を書くつもりだ。また本来はジェット機というジャンルだが、戦闘機のほうがBFプレイヤーにはしっくりくる呼称だと思うので、以下戦闘機とはF35などのジェット機の事を指す。

 

目次

1 2042の戦闘機とは

2 戦闘機の基礎事項

3 戦闘機の挙動

4 戦闘機の武装解説&おすすめ構成

5 戦闘機の立ち回り(対戦闘機)

6 戦闘機の立ち回り(対ヘリ)

7 戦闘機の立ち回り(対地上)

8 個人的な感想

 

 

1 2042の戦闘機とは

一言でいうなら

対空火力めちゃくちゃ高いけどほかは控えめ

というかなり対空に特化したバランス。特に30㎜機関砲は敵機を瞬殺できてしまうバカ火力ぶり

前作のプロペラ機による古典的なドッグファイトとうってかわり、今作はジェット機による短射程空対空ミサイルや機関砲の撃ち合いがメインの近未来的なドッグファイトが楽しめる作品だ。(ドッグファイトは機銃で行うもの!と勘違いされがちだが、現実のドッグファイトの定義には短射程空対空ミサイルの撃ち合いも含まれる)BF4以前のスタイルに近いといえる。BF4に続き空対空ミサイルを直撃させられれば敵機の機動力を奪うことができ、その後の旋回戦にも大きく有利になる。そのため前作以上に「先手を取ること」が必然的に重要となる。BF1&BFVと全く環境が異なり困惑しているパイロットも多いかもしれないので、この記事でぜひどんなものか把握できれば幸いだ。

またBF4よりも数十年未来の戦争がテーマだからなのか、誘導ミサイル系統がかなり強化されている印象。フレアを使うタイミングやクールタイムをしっかり把握しよう。BF4のステルス機と同じく対空能力に特化しており、対戦車能力はまだしも対歩兵能力はほとんどない。航空機で歩兵を狩りたい!という邪悪なパイロットたちは素直に偵察ヘリや攻撃ヘリに転向しよう。そのぶん歩兵からジェット機への干渉する機会はBFVに比べて格段に減っているため、制空権争いにしか興味のないわたしのようなパイロットにはもしかするとストレスが減った作品かもしれない。一方で陣営差がひどく、F35はSu57にどうひねっても旋回性能で劣っており、ミサイルの打ち合いで決着がつかない場合はよほど相手が手負いでもない限りロシア機が勝つという過酷なもの。個人的にはこれが原因であまり今作を楽しめていないので、今後の調整で改善されることを願う。そういう面からも実は今作はBF航空機としてあまり初心者にはお勧めしたくないのが本音

 

2  戦闘機の基礎事項

今作はAI戦があるため、とにかくソロで飛んでみてなれることから始めよう。おすすめのキーバインドの話をしたいところだが、筆者はほぼデフォルト設定でプレイしているのであまり多くは語れない。ただしピッチアップ(航空機の視点操作反転がオンの場合はピッチダウン)をスペースキーなどに割り当てることで最高旋回がしやすくなるのでお勧めしたい

まずは基本的な設定の話

ビークル視野角は最大

空対空戦闘がメインの今作ではビークルの視野角が広いほうが三人称視点における索敵が行いやすい。先手を打つことが最低条件である今作では基本的に視野角が狭いことによるメリットはない。ただし視野角の設定値に関わらずアフターバーナーの有無で視野角が微妙に変わるため、人によっては注意。

 

②普段はフルスロットル

今作はBF1以降のエンジン出力に旋回性能が比例する仕様なので、基本的にスロットル(PC版デフォルトだとWキー)を押し続ける方がよい。ドッグファイトないし旋回戦に持ち込まれた際はアフターバーナー(PC版デフォルトだと左Shiftキー)も入力して最適旋回で挑もう。もちろん意図的な減速時を除いてだが

 

③ラダーを使って旋回する

旋回時はラダーを使う初心者にありがちなのがラダーを使わずに旋回することで旋回負けしてしまうことだ。「後ろとったはずなのにいつの間にか後ろとられてる!」という時はだいたいこれ。

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PC版デフォルトでAキーとDキーが割り当てられている。入力すると戦闘機のおしりについてるサメのヒレみたいなのがうねうね動くので、旋回したい方向に対応するラダーを同時に動かすことで効率のいい旋回ができる

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相変わらずのクオリティではあるが、ラダーとは赤丸の部分。かわいい。筆者はExcelも満足に使えないおばさんなので許してあげて

 

今作はAI戦があるため基本的な戦闘機の練習がしやすい。まずはAI戦で飛んでみて感覚をつかもう。おすすめはアワーグラスのコンクエスト。ビルの間をうねうね飛んでいけれるようになれば上達したといえるだろう

youtu.be

ただし敵航空機がほとんど出てこないため空対空戦闘はマルチプレイヤーで経験を積むしかない。装備の解放も進みにくいため、初心者には厳しいかもしれない。一応空対地ミサイルを解除すれば輸送車両を虐めることで少しずつ進めることが可能。

 

3 戦闘機の挙動

 

戦闘機の基本的な挙動はオープンベータ時と全く変わらなかったので、一部そのまま抜粋

s0wh4t.hatenablog.jp

BF4のような速度調整システムではなく、BF2042はBFVのシステムを引き継いでおり、

速度が早ければ早いほど旋回性能もよくなる

という仕様。例えばドッグファイトで旋回戦になれば、アフターバーナーで常に加速し続けたほうが、ただフルスロットルでの旋回より機体よりも効率が良いということになる。アフターバーナーの使用感はBFVのマニュアルスーパーチャージャーに似てなくもない。

また機体が上昇する際に減速し、降下する際に加速する物理演算は継続しているようだが、BFVのマニュアルスーパーチャージャーと違いアフターバーナーにオーバーヒートなどはないので、使用し続けることができる以上は前作に比べればあまり気にしなくてもいいかもしれない。BFVよりもカジュアルになったと感じる人もいるだろう。

 

旋回の早い順に整理すると

①フルスロットル+ラダー+アフターバーナー

②フルスロットル+アフターバーナー

③フルスロットル+ラダー

④フルスロットル

⑤入力無し(マウス操作のみ)

といった具合で、意図的に減速するとき以外は基本スロットルは押しっぱなしアフターバーナーも基本使うといった具合でよい。対ヘリ戦闘時などで細かい旋回をしたい際もアフターバーナーを使用して旋回した方が、減速して旋回するよりも早く旋回できる(敵機のほうを再び向ける)ちなみにアフターバーナーを使用した最高旋回の際は視界がブラックアウトするが、別ゲームのようにそのまま意識を失うなんてことはないのでひたすらアフターバーナーを使用し続けても大丈夫。

 

ちなみにわたしは速度調整システムがあまり好きではないため、今作の仕様には安心している。313システム(マジックナンバー)におけるドッグファイトでは速度調整を知らない人を一方的にボコるか、わかってる者同士でもお互いに最適速度で旋回してECM+スイッチで大半の勝負が決まるというドッグファイトにおける選択肢の狭さが嫌いだからだ。(ただし2042では後述するようにミサイルが強いため、せっかくの仕様があまりドッグファイトの多様性へとつながってないように思える)